​後援会会長ごあいさつ

舞踊団花童 後援会会長  荒木 ミドリ(熊本県地域婦人会会長)

             上村 米子 (熊本市地域婦人会会長)

中村花誠さんは熊本市西区蓮台寺に生まれ、祖母の影響で日本舞踊の稽古を始め、3歳で初舞台「子守り」を舞い、15歳で日舞の名取となりました。
現在『はつ喜流月花』の名で『日本現代舞踊 はつ喜流』を興すべく活動、その踊りの優雅な風格と華やかさは多くの人々を魅了すると同時に、多くの曲の振り付けにも活躍しています。
その一方、お囃子(鳴物)を中村寿誠氏に師事、平成8年、中村流師範として中村花誠を名乗る、舞踊家と鳴物師の両面を持つ異色の存在で、西日本で数少ないというプロの女流演奏家です。十数年前に熊本へ帰った花誠さんは、京都で約十年の人脈と経験を生かして本場京都や東京で活躍するかたわら、熊本の地元で和楽と邦舞の世界を広げて行きたいと考え、地域に根ざした本格的な和楽と邦舞の世界を創りあげる努力をしてきました。
はじめ、酒蔵の中で本物のお囃子による邦楽コンサートを開催したりし、やがて地域に華やかな『をどり』の世界を伝えようと、私の地元で地域の人たちの協力を得ながら『川尻をどり』を毎年開催します。それが今年(令和2年)は、第18回を迎えることになりました。さらに『熊本をどり』は毎年華やかに開催され、『をどり』の世界を作り上げてきました。
このような『をどり』の世界を広げて行くためには、何よりも後継者の育成が必要なことです。
中村花誠さんは後継者の育成を目指し平成12年に『ザ・わらべ』を結成主宰します。子どもたちによる演奏・舞踊団です。また小学生を中心とした伝統文化の後継者育成事業や、中学校での伝統文化教室等にも積極的に協力されてきました。さらに『ザ・わらべ』メンバーの成長に伴い、平成23年には子ども舞踊団『こわらべ』を結成しました。これらの活動を発展させるため平成25年4月に一般社団法人『舞踊団 花童』が設立されています。
伝統文化の後継者を育成して『をどり』による熊本の文化と観光の振興をはかり、地域の活性化を目指す中村花誠さんのますますの活躍を期待するとともに、これらの活動に皆様方の暖かいご支援ご協力をよろしくお願い致します。

 
スクリーンショット (3)new.png

​理事長ごあいさつ

舞踊団花童 理事長 古閑 初実(邦楽家 中村 花誠)

                    (日本舞踊家元 はつ喜流 月花)

私は若い時から熊本の歴史、文化、芸能等をベースにして、熊本の未来に向かって伝統文化の花を聞かせて行きたいという思いがありました。それが熊本に帰ってきてからはますます強くなり、実行に移すことになりました。

熊本は邦楽や日本舞踊の盛んな地域といわれていますが、広く市民の皆さんがそれらの伝統文化に接する機会が決して多いとはいえず、また、これらの伝統文化の後継者が数多く育っている状況とは思えませんでした。しかし、活動を始めてみると、地元の数多くの方々から次々と力強いご支援、ご協力を頂くことができ、「ああ、これが熊本の文化の底力なのだ」と改めて感じています。

日本の伝統芸能は、幼少からその道に入り、小さい時からの修業を重ねていくことによって大成するものが多いとされています。平成12年に「ザ・わらべ」を結成して後継者の育成を志しましたが、発足時からのメンバーは現在高校生になっていますから、当時はまだ3歳4歳の幼児でした。こんな子どもたちにと周囲からは思われたかもしれませんが、私は期待もし、かなり厳しく指導してきました。昔から云われている通り、芸の道は厳しいことを私も自分の人生で肌で感じてきたからです。しかし子どもたちもその期待に応えてきてくれました。そのうち子どもたち自身も「自分たちがこれからの熊本の役に立っていくんだ」という自負をもってますます精進して積極的に取り組むようになってきました。

また踊りだけでなく、三味線やお囃子などの邦楽全般へのお稽古も積んできているところです。おかげさまでたくさんの方々に見守っていただき、活動の場がふえています。最近では新幹線開業イベント、熊本城マラソン、お城まつりの春の宴、秋の宴、城下町くまもと時代絵巻等々様々なイベントに参加して大活躍しています。また海外でも韓国での世界大百済展や中国・上海市での熊本市、熊本大学共同「熊本上海事務所」のオープニングセレモニーでも活躍しました。色々な公演が年間200回にも及んでいます。とはいっても、「ザ・わらべ」やそれに続く子どもたちの未来はまだまだひとつの過程のなかです。わたしは、単なる趣味や余暇でなく、熊本をはじめ、全国的な日本の伝統文化を継いでいくために、質の高い一流の芸を持ったプロを目指す後継者を熊本から輩出していくことを願っています。それを熊本から発信していけるよう今後も努力していきます。伝統文化の後継者育成という事業について、今後ともぜひ皆様方のご理解とご助力を賜りますようお願い申し上げます。